坂の町尾道より美味しい和菓子を全国へ|尾道市・株式会社山本屋

昭和38年尾道市の吉和の地で創業、現在53年目を迎え3代目。 創業当初より餅菓子を製造し、八百屋や市場に出荷、現在は中四国圏内のスーパーマーケットへの卸しや、約6年前からハワイ、ロサンゼルスへの海外出荷等も行なっている(株)山本屋に取材を行なってきました。昨年は出雲のたい焼き工場をM&Aしてグループ会社となり。今年の2月には直営店舗『山本の餅』が尾道の十四日元町にオープン。菓子業界の発展と地域の発展に貢献を目指す会社です。

インターン|可能
見学|随時可能

<取材メンバー>

尾道市立大学
経済情報学科
村尾真里

<会社について>

Q.今後の目標は?

100年続く企業にしていくことですね。これは、どこの企業も望むことではないでしょうか。現在、弊社は創業して53年続いています。私の祖父が続けてきたのでこれからも残していきたいです。短期目標は、出雲のM&Aした会社を社員と共に成長させることです。具体的に、出雲の売上は3億、尾道の売上は7億で、トータル10億にすることが明確な目標だと思っています。現状のマーケットだけでは達成できないから新しい需要を考えなければならない必要性があると感じています。ですから、海外のマーケットも視野に入れています。まずは、1年1年を大事に少しずつ成長し、100年、200年続く企業になりたいですね

Q.目標を達成するために取り組んでいることは?

原料が餅米や米なのでお餅からぶれないことです。お餅の文化や食べ方、お客様に喜んでもらえる知識を収集すること、尾道のイベントに出て地域の方々と関わりをもっていくことです。地域の人たちに喜んでもらうために、なくてはならない企業になることですね。皆様に喜んでもらうこと、新たな挑戦2つを達成するために日々努力しています。餅は、日本の伝統食で古くからの食べ物です。お餅は、簡単な調理で食べやすく、いろいろな食べ方ができ、それだけでなく、エネルギー源やコンパクトな栄養補給源としても優れた食品です。今後も美味しくて便利な餅のニーズを増やしていきたいと思います。

Q.どういう人材を求めますか?

最近思っていることは優秀でなくてもいいのです。つまり、SPIの点数が特別高くなくても良いということです。学力については、細かいことまで求めないのです。素直で元気な人、親を大切にする人、これから成長していく意欲のある人を求めます。人柄重視です。思いっきりお仕事を楽しんでください!!!社会に出ると、仕事で1日が終わり、人生の大半を占めることになります。たとえ仕事が辛くても、頼れる先輩がいたり、周りの人と一緒にいたりすることが楽しいと感じると辞めたい気持ちが減ると思います。何事にも真面目にこつこつと取り組んでいく姿勢が好きですね。ぜひ、入社した職場で輝いてほしいです。時代のニーズを捉えられる人材を求めます。

Q.お客様との関わりで一番大切にしていることは?

山本屋では卸売なので、直接お客様との関わりが少ないです。つまり、BtoBの会社ということです。今後は小売りも充実させていこうと思います。夢はお餅の専門店をニューヨークに出すことです。そのために、商品開発やコミュニケーションなどの勉強会に積極的に参加し、専門性のある資格試験も取得しやすい環境を作っています。

Q.企業のイメージについて

父が残した言葉である「真面目で正直、素直、地道」ですね。派手にドーンといく感じではなく、少しずつ歩いていく感じです。例えるとたまに速足をする亀で、ここぞ!という時は行く、うさぎとかめのイメージです。
1つの企業に勤めていたらその会社のカラーはありますよね。弊社の場合は、イメージカラーが赤です。

Q.これまで大変だった時期は?

流通団地に工場を建てたときです。ほぼ借金をして建てました。まず資金がいるので銀行から融資を受けて設備投資しましたが毎月の資金繰りが厳しく5~6年は大変な日々が続きました。経営は投資と回収の繰り返しです。そういう中でも、みんなで力を合わせ、みんな同じ方向に向き、注文があったら真面目にお客様に出そう、いいものを出そうという思いを共通して持つことができました。一生懸命やっていて一体感がありました。厳しいときがあったからこそ社員も一緒に頑張ってくれました。ついてきてくれるのは嬉しいです。チームワークがとても大切ですね。

Q.社長になって大変なこと

1つ目は、永続繁栄させることです。元々、父親が社長だったというだけで、素質があったわけではない。わからないことだらけでした。少しずつ勉強して、人脈も広げ周りの方々に助けられながらやっています。

<従業員の1日>

株式会社山本屋

製造部 品質管理 長谷川 絢美さん(26)
出身大学|近畿大学大学院 システム工学研究科
出身地 |島根県

スケジュール(ある日の1日)

07:40|出勤

08:00|出荷準備

09:00|出荷・製造の手伝い。柏葉や桜葉の処理など

12:00|昼食

13:00|品質管理の業務。他にも、店舗の手伝い、セミナーへの参加、衛生教育、店舗業務など

18:00|退勤


入社の時に感じていたこと

働く雰囲気が自分に合っていると感じた。


やりがいを感じる時

仕事を任せてもらえて、自分で考え行動できた時。


休みの日にすること

買い物・ポケモンGOなどをしに出かける・一日中寝る

学生さんへひとこと

社会人になっても遊ぶ時間は作れます。連絡を取り合う友人を大切にしましょう

<メッセージ>

これから山本屋で就職を考える学生へメッセージ|

仕事を楽しむこと、自分の可能性を信じること、1人1人輝けるようになってほしいです。自分を信じて楽しくいきましょう。仕事に追いかけられるのではなく、仕事を追うようになると辛さがなくなってくると思います。入社した会社でずっと続けてほしいですね。頑張ってください。
弊社の強みは50年以上の歴史があることです!!昭和38年より地元尾道の地で和菓子を作り続けてきました!会社の従業員は、正社員29人、パート社員を含めると55人で社員一同日々努力をしています。

<感想>

村尾真里|

みなさん熱心に製造されていました。白衣を着て、全身清潔にしてから製造室に入られていました。常に緊張感を持ってきびきびと動いていました。以前、山本屋で働いていた友人からお餅をいただいたことがあります。焼くとつきたてのようなお餅で、そのまま食べていました!醤油もちや、きな粉もちにするよりも自然体のまま食べた方がよかったです。
こういう餅を食べられる消費者は幸せだと思います。小学校の社会見学の感想を目にしました。多くの人に山本屋のことを知ってもらいたい思いが伝わりました。エブリイに山本屋のお餅が販売されているので今度買いに行きます。

<会社概要>

株式会社山本屋

住 所|尾道市美ノ郷町本郷字新本郷1-74
電 話|TEL.0848-40-0356
代表者|代表取締役社長 山本浩矢(やまもとひろや)
資本金|1,500万円
創 業|昭和38 10 1
昭和51 91 (法人)

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