日本列島が活躍の舞台です|尾道市・山陽工業株式会社

創業65年、管材営業部・空調衛生工事部・ホテル事業部の 3 部門を経営する尾道市の企業、山陽工業(株)さんにインタビューを行いました。回答は、取締役社長 髙橋宏明さん。

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<取材メンバー>

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福山大学3年
廣嶋高志

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福山大学3年
藤井晟

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福山大学3年
石原俊文

<会社について>

Q.なぜ、バルブ納入商社から始めたのですか?そのキッカケは?

バルブやパイプ納入商社の始まりは、水が深く関係しています。昭和25年の創業当時は、尾道周辺には塩田が多くあり、バルブ、ポンプおよびパイプが重宝されていました。また当時は、井戸が主流で、井戸に電動ポンプを設置する販売と工事を同時に始めたのがきっかけでした。
最近では、造船関係の仕事も多く、大型船の船内の冷却水、燃料など配管に使用しています。また石油タンカーでの油の積み下ろしや、ビルやクリーンルームが必要な工場などの大型建造物の空調関係へのニーズも高いです。
パイプの流通は、ほぼトラックです、後でまた説明させていただきますが、当社オンリーワンの技術「配管フューチャー工法」で、高品質と合理化を実現させています。

<各事業部について|管材営業部>

Q.御社には、管材営業部、空調衛生工事部、ホテル事業部の3つの事業部があるとのことですが、まずは「管材営業部」は、どのような業界の中で、どのような関わりをされているのですか?

主な取引先は、造船所、水道工事店、衛生空調メーカー(サブコン)、官公庁などで、取り扱いの商品は、鉄パイプ、塩ビパイプ、樹脂パイプなど数多くの種類を扱っています。

Q.「パイプのデパート」というキャッチコピーがユニークですね。

昭和40(1965)年4月、車に会社名とともに、会社が取り扱っている商品をすぐに連想できるように、「パイプのデパート」というキャッチコピーを付けました。

<各事業部について|空調衛生工事部>

Q.次に、「空調衛生部」は、どのような業界の中で、どのような関わりをされているのですか?

空調は、空気調和の工事に関わるエアコンのパイプや冷却水循環ユニットなど。衛生は、水の給水と排水の工事に関わる上下水道のパイプなど、パイプやバルブを使って1次加工、2次加工をして納入を行っています。また納入後に配管を接続して使えるようにもします。
対象は先ほど説明した造船や工場などの大型建造物で、今、一番大きな建造物は大阪の「あべのハルカス」の配管工事を手掛けました。

Q.空調=エアコンのイメージですが、一般家庭のエアコンの取り扱いもされていますか?

一般家庭用のエアコンを扱い、販売していますが、工事は外注さんに任せています。

Q.先ほどお伺いした「配管フューチャー工法」とはなんですか?

工場で品質の良い配管をある程度、ユニット化して、工事現場で組み立ての施工をする。つまり、現場施工では、技術者は、材料、工具および電気が入手困難な時もあるが、工場では確実に確保でき、作業が行えるため、余分なコストを減らせるし、良質なものが作れる。一歩も二歩も進んだ技術をお客さまに提供するという意味で、これからの配管工法、未来!=フューチャーから、「配管フューチャー工法」と名付けました。
しかし、大きければ大きいほど良いという訳ではなくて、現場への運搬できるユニットの最大の大きさは、トラックで運べるものという制限があり、配管フューチャー工法は独自の技術とシステムであるため、他に類を見ない山陽工業の強みなのです。

Q.配管フューチャー工法の施工後、維持管理等も行っているのですか?

完成後にはテストを行い、機能を確認する。引き渡し後は、使われている施設・設備の方で維持管理されるが、調整や手直しが必要な場合には出向いて行きます。

Q.施工から完成にはどれくらいの時間がかかるのですか?

あべのハルカスの場合、設計、製造、現地施工および完成・引渡しまでに3年間担当しました。他の施行実績としては、「福岡ヤフオク!ドーム」、「名古屋ドーム」などがあり、今、現在も東京、石川、名古屋、三重、京都、大阪、岡山、尾道市内などで施工中です。
最近は、工事部のキャッチコピーが「日本列島が活躍の舞台です!」に変わりました。

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<ホテル事業部について>

Q.他の事業部とは性質が異なるホテル事業部もありますが、ホテル事業部を始められたキッカケについて教えてください。

きっかけは、現会長が取引先の方に「尾道にはビジネスホテルが少ない」と言われ、尾道第一ホテルを建設しました。その後、別の会社がロイヤルホテルを建設したが、数年後当社がホテルを買い取り、尾道ロイヤルホテルを営業することになりました。その後、新尾道駅の開業の年に、尾道国際ホテルもオープンしました。

Q.昨年3月に中国やまなみ街道が開通により尾道市内の観光客は増えていますか?

中国やまなみ街道が開通する前から、ホテルでは山陰の方へのPRを行っていました。また山陰側の旅行会社さんも、やまなみ街道を通じて、尾道、四国、そして東西方向の広島、岡山方面に行くなどの観光ルートを企画されている。その中で広島や宮島、倉敷や岡山へ行くお客様にとって、尾道は通過点となるのではないかと危惧していました。しかし山陰を出るとちょうど、お昼頃が尾道になる。尾道国際ホテルでは大型バスが駐車できるので、昼食をされるお客様が増えており、また観光客も増加しています。尾道では、ラーメンやお好み焼きが有名ですが、各ホテルでは、地魚を使った料理も楽しむことができるのも魅力のひとつです。

<会社の想いについて>

Q.今後の会社の想いは?

新しい事業をするのではなく、今ある管材営業部、空調衛生工事部、ホテル事業部の3の幹をさらに大きくしていく取り組みをしていきたい。また幹から枝を伸ばし太くしていく取り組みをしていきたい。
2020年に向けた会社のビジョンと行動計画書を作って、その目標に向かって進んでいます。社員一人一人、部門ごと、それが積み上がって会社全体の目標として、年間の目標を立てて、目標達成に向けて進んでいます。次年度には、その目標についての反省を行い、次の目標設定を行っています。また毎年8月12日には社員全員が出席する社員大会を開催し、その時に会社の目標を発表して、社員のベクトル合わせを行っています。
行動計画書を作成することは、会社の方針や経営者の考えを従業員に発信することのできるとても良い機会となっています。

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<求人について>

Q.以下の表が、御社が求める人物像とのことですが、採用に関して、それはいつ、どこで判断されますか?(エントリーシート?、履歴書?、面接?)

<山陽工業ホームページより>選考ポイント『マナー、バイタリティー、人物重視』と求める人物像・明朗活発で礼儀正しくバイタリティーにあふれる人・積極性・柔軟性そして協調性を兼ね備えた人・目標達成にエネルギッシュに挑戦できる人・3Mスピリット(メジャー、メリット、マネー)を持って前向きに仕事に取り組む人

求人の日程は、マイナビのスケジュールに合わせ、会社説明会、合同説明会および面接を決めています。また採用人数も前もって各部署からの希望により決めている。面接では、最終面接まで、2回、3回行うこともあるが、その都度、学生さんは緊張しているので、出来る限り、話を引き出し、聞き出すように努めています。

Q.山陽工業は「マナー、バイタリティー、人物重視」を選考ポイントとしています。

「マナー」は、一概には言えないですが、お辞儀ができないからではなくて、面接時に部屋に入ってきて、着席し、最初の言葉をやりとりするまでの一連の流れで、なんとなく感じられることがあります。
「バイタリティー」は、その人、その人の良い所があるので、その良い所をしっかりとアピールしてほしい。面接の時に「(面接官)聞かせて下さい。(応募者)お答えします。」の受け身ではなくて、自分の良い所を、自信を持って全面に出して聞かせてもらいたい。話を聞いていないと感じることができないものなので、しっかりと準備をして面接に臨んでほしい。
「人物重視」は、マナーやバイタリティーと似ている。それに加えて、一つの判断材料として、適性検査を行い、参考としています。
また、採用試験では「家族の方と話をして来ているか」を聞いています。なぜならば、仕事ができるのは、家族の方の理解、バックアップ、御協力があってこそと考えているからです。

Q.履歴書のどういったところを見られますか?

履歴書では自分の長所・アピールの欄をしっかりと書いて欲しい。履歴書ではその人の全体像やアピールポイントを見たりする。例えば「自分のゼミでは○○に取り組み研究しています」、「卒業論文のテーマは○○です」とかについて質問をしたりする。以前にはノートPCやタブレットなどを使用してアピールした学生さんもいたり、研究の一部をファイリングしたものを持参してアピールした学生さんもいました。会社の人(面接する人)が知らないことを短時間でパッとアピールすることは良いことだと思う。

Q.緊張のあまり面接で話し言葉になってしまったことがありますが、そういったところも見られるのですか?

話し言葉に関しては、少しであればそれを差し引いて見ている。面接はその人の人柄を知るということを一番にしています。

<入社後について>

Q.一度、配属されるとその部署のままなのですか?それともすべての部署に一度は行くのですか?

面接時に、どの事業部に携わりたいかの希望を聞き、優先的にしています。ただ3事業部のうち、ホテルであれば、レストラン部門、宴会部門、フロント部門、事務部門などの部門に分かれているので、個人の適性に合うように部門配属を決めています。また経験年数とともに、レベルアップすれば、その部門の中でも違う仕事に携わっていくこともあります。
ホテル部は24時間勤務の部門もあるため、個人の事情などによっては、他の部署や部門に異動することもあります。

Q.従業員の平均年齢は何歳くらいですか? 若い人は多いですか?

平均年齢は44.3歳です。265人中20代が39人、最も多いのは30代で71人います。また新入社員だけではなく、欠員があるところは中途で採用をしています。30代や40代の方は中途で入社される方もいるので、30代の方が多いです。

Q.新入社員の方ですぐに辞めてしまう人はいますか?

非常に残念ではあるが、年に何人かは辞めてしまう人がいます。
その原因として、ここ1年は学生がある程度は自由に企業を選ぶことができる時代のため、すぐに辞めてしまうのではないか、いざ仕事を始めたときに、この仕事は自分には合わないと思ってしまうのではないかと考えています。そうならないために会社では仕事内容などをしっかりと伝えていますが、それでも「自分の思っていたイメージと違う」といった理由で辞めてしまう人はいます。

<先輩への質問>

(管材営業部 執行役員 営業本部長 峯松佳昭さん、管材営業部 営業5課 安部智之さんへの、質問と回答)

Q.今までの仕事で印象に残る楽しいことを教えてください。

入社して最初の頃は上司の方について営業先に行くのですが、その後、一人で行くようになり、初めてお客様から注文をいただいた時や、「山陽さん」ではなく自分の名前で直接呼ばれた時がうれしかったです。

Q.取引先より無理難題な注文があった場合は、どのような対応をされますか?

管材営業部は会社同士の仲介をしているため、無理なことを注文されたときは間に入って交渉します。その際に「本当にその管材はすぐに必要なのか」といったことを確認し、期日中に不可能な場合は遅れることを相手に伝えることが大切です。

Q.失敗してしまったときにどのように対応し、それをどう生かしているのかを教えてください。

機材の使い方を担当者1人に口頭でしか伝えなかったことで、うまく機材の使い方が伝わらず、その取引先の会社に迷惑をかけてしまったといったことがありました。その際にしっかりと謝り、今後は紙などで使用法を書き残していくようにしたことです。
また、どのようなことで失敗したにしても、嘘をつかず正直に言うこと、他人のせいにしないことが大切です。

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・安部智之様からのメッセージ
「善行為すに勇なれ。自分が良いと思ったことは、勇気をもって行動してほしいと思います」

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・峯松佳昭様からのメッセージ
「自分に自信を持って勝ち進んでください!」

<従業員の1日>

山陽工業株式会社

本社 管材営業部 村上 剣士さん(23)
出身校|福山大学 工学部 建築・建設学科
出身地 |広島県尾道市

スケジュール(ある日の1日)

08:00|始業。注文いただいた商品を注文書にまとめて記入。

08:15|納品準備 商品の拾い出し

11:00|準備した商品をトラックへ積み込む

12:00|昼食・休憩

13:00|注文書の再確認と配達前の商品の再確認 (配達前には追加注文がないか、納品する商品の種類や個数の間違いがないか等を、誤配の無いように改めて確認します)

14:00|配達開始

16:40|配達終了。帰社し机上整理、明日の事前準備

17:30|終業 (日によっては多少の残務整理を行う)。満足感を持って終了。明日への期待で活力が湧いてきます


入社の時に感じていたこと

親身に指導して下さる上司や、仕事には厳しいですが思いやりのある先輩社員が多く、働きやすい職場環境だと思いました。


やりがいを感じる時

担当先の造船所の建造中の船が、商品の納品の都度どんどん大きく船の形になっていくのを見るとやりがいを感じる


休みの日にすること

映画鑑賞


学生さんへひとこと

私も仕事に対して漠然とした不安を持っていましたが、その不安を解消してくれるものは自信だと思います。当面は目の前の仕事を地道に片付け、少しずつ積極的に一生懸命に業務に取り組めば、知識やスキルが身に付いてくると思います。その積み重ねで自信がわいてきます。お互いに会社や社会に貢献できるように頑張りましょう。

<感想>

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・石原俊文

今回、山陽工業株式会社に行くことで会社ができたきっかけやどのような工事に携わっている会社なのか、どのような面接をしているのかなどを知ることができました。その中で印象に残ったのは高橋社長さんがおっしゃっていた「正社員の方やパートの方にも1年の目標を決めてもらう」ということや、二名の社員の方に聞いた「失敗をした時にどのように今後に活かしましたか」という質問に対しての回答です。高橋社長さんのお話についてですが、毎年8月に自分の昨年度の目標を達成できたのか、次の一年間はどのような目標を持って仕事に臨むのかを書くそうです。
社員さんの顔と名前とともにその目標を冊子にして部署ごとに配布しているそうです。これによって自分がどういった目標に向かって仕事に臨めばよいのかが、常に提示されているのでより仕事に対する意識を高めることができるのは、とても素晴らしいと思いました。その冊子には高橋社長の一年間の目標も載っているようで会社全体の目標も常に提示されているのだと、高橋社長さんが仰っていました。
次に社員さんに質問した「失敗したときにどのように対応しましたか」に対して、お二人とも「正直にいうこと、他人のせいにしないことが大事だ」と仰っていました。当たり前のことではあるのですが、最近はできていない人がたくさんいるのではと思います。正直に謝ることがその人に対する信用や、会社に対しての信頼につながることなので、とても大切なことだと思いました。今回のお話を聞いたことからしっかりと目標を立てて行動し、間違えた時には人のせいにせずしっかりと自分の言葉で謝ることを心がけていこうと思いました。

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・廣嶋高志

実際にパイプの加工製造を行っている工場は、想像よりも作業面積が遥かに大きく驚きました。作業工程では鋼管を溶接で接合よりも、母管材質を変えないフレア加工の技術を使い、より効率のよい作業、精密な製品をつくっているということがわかった。作業を実際に見られたということが一番得る部分が大きく、工学の製品をつくる世界を知れ感謝につきません。

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・藤井晟

今回の山陽工業での質問会の中で最も印象に残っているのは、高橋社長さんがすごく楽しそうに社内報について話してくれたことです。社内報は平成9(1997)年から始められ、2か月に一度のペースで作られている。内容は会社についてのことや、高橋社長さんについてのことなど様々です。高橋社長さんは「いっぱい写真を撮っておくこと」、「現像・プリントアウトしてアルバムにしておく」、「これは自分史のようなものだ」と楽しそうにおっしゃっていました。また大学生活のアドバイスもいただき、大変有意義なものになりました。

<会社概要>

山陽工業株式会社

代表取締役会長|髙橋 貞昭
代表取締役社長|髙橋 宏明
創 業 |昭和 25 年 10 月 1 日
資本金 |8,800 万円(全額払込済)
売上高 |73949万円(平成287月決算期)
従業員数|250 名
住 所 |尾道市高須町904番地
電話番号|0848-46-1212(代)

インターン|可能
見学   |随時可能
※総務部までお気軽にお問い合わせください(0848-46-1212 担当:用木、嶋崎)

<H29.4月入社の新卒者募集中>
・管材営業部(ルート営業、事務)
・空調衛生工事部(設計、施工、管理、事務)
・ホテル事業部(企画、営業、サービス、調理師見習)
※各1名、優秀人材については増員いたします。

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